人は学園祭のどういうものに対して 心を動かされるのか

大学では9月10月になると学園祭シーズンに入る。
私も一年生の時、
バナナに春巻きを包んでチョコをつけたデザートを販売したりした。
とても楽しかった。何を売るか決めるための試食会や前日の仕込み、
当日での呼び込みなどとても楽しみながらすることが出来た。
最終的にはあまり話したことがない人も自分たちの商品の呼び込みをしてくれてた。


学園祭の出店はとても面倒くさい。
しかも、時間の割に全然稼げない!
普通にバイトしていた方が稼げるじゃん!と思ったりしたこともあった。
しかし、出店をやってみると学ぶことが多く、
そしてその学びがその後の人生に活きることが多い。

今回は、学園祭の出店の際に考えたらいいことに関して書こうと思う。

人はどういうものに対して心を動かされるのか

タイトルに書いたが学園祭に限らず商売はこれに尽きると思う。
どんな商品を作れば人に「興味を持ってもらえるか?」「買ってもらえるか?」
「どうやって他店舗と比較するか?」を考えなければならない。

そこで、今回のコラムでは

少しでも多くの人に買ってもらうためのヒントになればと思います。

1、5W2H

まず、絶対考えるべき基本となることが「5W2H」に関してです。


・Why (なぜ販売するのか?)
・What (何を売るのか?)
・When (いつ売るか?)
・Where (どこで売るか?)
・Who (誰に売るか?)
・How much (いくらで売るか?)
・How many (いくつ売るか?)

この7つをしっかり設定できていたら普通の店は出来ると思う。
学園祭での出店の場合は、WhenとWhere以外は自分たちで決められる。


何事にも「Why・なぜ」は重要です。
学園祭に関して言うと「Why・なぜ販売するのか?」。
これは、しっかり考えておいた方がいい点です。
学園祭で出店する人たちを見ると
ゼミやサークル、県人会が多くを占めてると思います。
各々の団体で目標があると思います。
「もっと仲間と仲良くなりたい」だとか「一番稼ぎたい」だとか
「笑顔を作りたい」だとか「おいしいと言われたい」だとか
「ちょっと変わったものを売って多くの学びを得たい」だとか。

目標によってチームの方向や行動が変わってくると思う。

まず、目標を決めどういうところに向かうか、どういう行動をするかを決めよう!


次に重要だと思うのが「Who・だれ」。
学園祭だと「Who・誰に売るか」だ。
物を販売するときにはターゲットを絞らなければならない。
簡単な話で言うと、小学生に和菓子を安くで売っても少数の子供しか飛びつかない。
しかし、小学生に駄菓子やスナック菓子を安くで販売すると多くの人が買うだろう。

これが老人だとおそらく逆の割合になるだろう。

どれだけ美味しいものを売ろうが、ターゲットを間違えれば売れない。
その場所に誰が来るのか。商品を決めるときにターゲットにすべき人が
どんな人かしっかり頭に入れておいた方がいい。
過去のデータからも推測できるだろう。年齢・性別・何人で来るか・どのくらい買うかetc.

もっとしっかり考えられる余裕がある際は、「ペルソナ」を作ってみよう 
参考:http://smmlab.jp/?p=20107


2、販売戦略

目標売上額を決めてそれを達成するために必要な販売数を明確にさせる

目標は全日程を通じての目標売上額と1日ごとの目標売り上げを定めます。
1日の目標を達成することが出来れば、
チームの士気をあげ団結力を高めることが出来ます。
目標売上額が決まったら「目標売上額÷販売価格=必要な販売数」で

目標売上額を達成するために必要な販売数を明確にしましょう。

◯◯万円目標という目標を掲げても数が大きすぎて実感がわきません。
そのため、必要な販売数をあらかじめ明確にしておくことをお勧めします。
あと、◯千円!よりあと◯個!の方が達成できる気になります。
ぜひ!やってみてください!!!
達成できそうな気になるということの他にも必要な数の見積もりを
作ることが出来るのでどのぐらい仕入れるかを考えることも出来ます。


3、お客様の立場に立って接客が出来ているか?

3つ目に伝えておきたいことは

「お客様の立場に立って接客が出来ているか?」ということだ。

販売する側に立つと売るという気持ちだけが先行し、盲目になってしまう所がある。
販売していて自分たちはどんな風に見られているだろうかということを
考えられなくなってしまう。

揚げ物や焼いて提供する商品等は提供に時間がかかる。
売れ始めると作り置きしていたものまで無くなり、行列が出来てしまう。
そんな時に販売している側が考えていることはおそらく
「早く提供するにはどうしたらいいだろうか?」とか

「早く揚がってくれー!」とかそんな感じだと思う。
早く提供するための方法を考えることや早く揚がってくれー!
焼きあがってくれー!と願うことを悪いと言っている訳ではない。
考えたり願っているだけいいと思う。
しかし、それに加えて考えてほしいことがある。それはお客様に関してだ。
お客様はお金を払って提供してもらえるまでお店の近くで待つ。
必ず考えておかなければならないことは、買ってもらったお客様に

「どこで待ってもらい」「どのように提供」するかだ。

お金を払ったけど店員の連絡ミスで商品を
もらえなかったといったミスが起きたらいけない。

そこで、行列が起きた際の対処としてあらかじめ対策を取っておくことをおすすめします。
例)整理券を作る、名前と商品を何かの紙に控え名前でお客様を呼ぶ。etc.

レストランなんかに行ったら様々な対策が取られているから対策はいくらでもあると思う。
そこまで考え、実行することが出来ていたらある程度の出店に関しての質は高められていると思います。


4、最後に

最後に伝えたいこととしては、
商品が食べ物や飲み物だけじゃなくてもいいということだ。

体験を売ることだって立派な商売だ。

冒頭でも書きましたが私が大学1年生の頃に販売した時、
一緒に出店した他のチームの中で射的をしていたチームもあった。
私は食べ物や飲み物にしか頭がいってなかったため全然想像出来なかった。
普通にお祭りに行くと射的や金魚すくいなどが出店してある。
学園祭で体験を売る出店はそんなに無い。

だから他店舗との比較がないため稼ぎやすい。
そういった面では体験を売る出店も考えてみるのもアリかもしれない。
どんな出店でもとても勉強になる参考記事があったのでこちらもぜひ読んでみてください!
参考記事→http://diamond.jp/articles/-/62249(※かなりオススメです。)


番外編

《呼び込みの方法》

・店員でのコンビプレーで買わざるを得ない環境を作る方法

http://ameblo.jp/tukudanisukauto/entry-10649778719.html

・とても大事な伝え方

http://shiga-takaboo-kosodatesien.blog.eonet.jp/skillup/2010/11/post-068a.html