ヒッチハイクと読書がくれた僕の夢|「社長になりたい」から「保育園を作りたい」になった心境の変化

1.なぜ九州産業大学の経営学部に入ろうと思ったのですか?

 私が高校生だった時、東福岡高等学校に通っていて九州産業大学の出前授業が東福岡高等学校でありました。その時に来られたのが浦野先生で経営学部の産業経営学科と事業開発コースの話が聞けて「この学校だったら面白いことができるのかなぁー」と思ってAO入試で合格し入学しました。


2.事業開発コースってどんなコースなんですか?

 九州産業大学の経営学部の授業で事業開発コースというのがあり、そこは大学祭とかで模擬店舗を出したりチームとして活動したりするんですよね。今はもうその事業開発コースは履修していないのですが、一年の時に大学祭の学園祭で「やってやるぜ!」という意気込みで挑んだが中々思ったように上手くいかず、自分達の未熟さが再確認出来た。

また、今はどうか分からないけれど、毎週スーツで授業を受けるため他の授業とはワンランク上の授業を受けている感じがして身が引き締まったことが良かった。また、スーツを毎週着ていると着慣れてくるんですよね。それが今でも役に立っているなと思いますね。


3.大学に入る前の夢はなんですか?

 安直だけど社長になりたいと思った。自分は高校のときにも本を読むことが好きでそのときにヒットしていた「もしドラ」を読んで「経営面白いなー、面白いことを仕事にしたいな」と思って社長になりたいと思った。


4.高校のときと大学に入学した後で夢の変化はありましたか?

 少し変わりましたね。社長になるって言うよりもお金を稼いで保育園とかを作りたいと思うようになりました。


5.なぜ社長ではなく保育園を作って運営していきたいと思うようになったのですか?

 自分は日本が好きなんですよね。例えば神社とかも好きだし、剣道をしていたということもあるんですが、日本の昔からある精神も好きなんです。そういうのも今の子供たちに伝えていけたら日本がより住みやすい国になるんじゃないかと思う。



6.大学生になって変わったことはありますか?

 本を読むことが増え、読むジャンルも増えた。「以前は小説が多かったけど今は、経営に関する本を読んだり、自己啓発本などを読むようになりました。一番大きいのは旅の本と出会ったり、新書を読むようになった。総じて勉強が楽しいと思うようになりましたね。」

7.facebookで自分を探さない旅という投稿されていましたが自分を探さない旅とは具体的にどういうことなんですか?

 旅をすること。ヒッチハイクで「自分を探さない旅」をする。それは、自分探しは、結局自分は自分の中にしかなくて、「自分のプライドや周りの環境、人間関係が邪魔をしている中で本当の自分を探す人は面倒だなと思い、自分の知らない人が沢山いるところ→福岡を出ることによってゼロベースから始められる。」それで、いろんな人と話せて、いろんな景色を見られて、日本のことをもっと知れて日本のことをもっと好きになれた。
ちなみに、ヒッチハイクはoutなんですね、グレーゾーンでやっていいのは日本くらいなんですよ。車に乗せてもらってそれを理由にお金を払うと貰った側が捕まってしまうんですよ。だからもしヒッチハイクをやろうと思っている人は気を付けてほしいと思う。


8.尊敬する人はいらっしゃいますか?

 宮本武蔵の「我以外皆我師」という言葉にとても共感している。自分以外みんな師匠みんな先生だという意味で「出会った人の数や読んだ本の数の分だけ自分の知識が広がるし、見方も広がると思う。」

文・インタビュー:石川水晶