ただ自分の思った通りに生きる。直感に生きて多くの経験を得る。

今回のインタビューは、九州産業大学経営学部4年の樋口裕人さんに行いました。樋口さんは大学卒業後美容の専門学校に行くと決めており、大学卒業後就職せずに専門学校に行くのかに関してや大学後の専門学校の選択を含めた樋口さんの人生観や人生設計についてインタビュー行いました。今後の人生や将来の夢を考えて始めている就職活動前の大学三年生やこれからの大学生活どうしようか考えている大学1・2年生には一読してもらいたいインタビューになっています。


1、なぜ九州産業大学に通われているんですか?


親から行けと言われた。からスタートだった。

やっぱ当初は大学には行きたくなかった。なぜなら元から専門学校に行く予定だったため大学に行きたくなかった。しかし、美容室に行き美容室の人に話を聞いたりした。すると、大学を出ると落ち着きがある上に、独立する時に楽。と感じた。なぜかというと独立するにあたって経営の勉強であったり若いうちに知識をためておいた方が頭に入りやすいと思った。若いうちに経営に関しての基礎的な知識を入れておいて後で思い出す時にちょいちょい勉強した方が頭の中に残りやすいし、社会のことも知れる。美容師は、社会性などが備わっていけないが、このまま専門学校行って高校生の頃学校がアルバイト禁止だったため、アルバイト経験もなく勉強と部活しかしたことなく社会に出て通用するかと考えたら経験積んでおいた方が通用すると思い、大学生活の4年間で経営の基礎的な勉強と社会性、そして、遊ぶことの3つをやりたいと思った。最後の遊ぶことに関しては就職すると遊ぶことが出来ないため今のうちに遊べる時間を確保するために大学を選んだ。九州産業大学でなければいけないという理由は無かったが、あまり高校時代勉強していなかったため、単純に行ける九州産業大学を選んだ。

2、九州産業大学に入ってみてどうでしたか?


だいぶ変わった!一年生の頃に比べ大学生活でいろんな経験を積めた。バイトも出来たし、何より考えがしっかりした。

高校の頃の理想と今の理想が変わった。高校の頃までの理想はただただ有名になりたかった。ただ技術を磨き、ひたすら技術がすごい美容師になりたいというのが理想だった。しかし、今は、いかにお客様・人を満足させられるかという風に考えが変わった。今のバイト先で接客してそのような考えが出てきた。いくら技術がすごくても接客が良くなければ顧客はつかないが、逆の場合だとまだ可能性はあると思っていて、技術がそんなに高くなくても接客が良かったら人間性で指名を受けたりするだろうと思うし、そっちの方が顧客を掴むにはいいだろうという方に考えが変わった。そんなことを身につけられた4年間だった。何より自分にとってはバイトが一番デカかった。バイト先も技術技術だったが現在は違う。身内の話になるが、バイト先の一個前の店長が人間性が欠けていた。ただブランドなどの知識はすごかった。すごい仕事も出来るし売り上げもかなり上がった。しかし、顧客が一人もつかなかった。10カ月その店長だったが、よく絡んでくれる顧客が一人も出来なかった。さらにスタッフも辞めることも多かった。バイトの場合だとそこまで重要に思わなくてもいいが、そのバイトの経験で美容師で考えると美容師だと対個人になる。個人でいくら技術がすごくても人間性が欠けていると顧客がつかなくなるんじゃない?という気持ちの変動があった。

3、高校時代はどんな高校生だったんですか?


高校の頃は部活ばっかやっていた。バスケばっかしていた。しかし、おしゃれであったり髪に関しては人一倍気にしていた。中学時代から色んなワックスやシャンプーを使い始めていた。中学1年生の頃に初めて美容室に行ってかっこいいと感じた。こういう風になりたいと思い、美容師になりたいへと変わっていった。


4、なぜ卒業後に美容の専門学校に行かれるんですか?


それは、「美容師になりたいから」と美容師になるためには「国家資格が必要だから」行く。ただ、高校卒業後専門学校という流れの間に大学が入ったというイメージ。大学卒業後専門学校というより専門学校に行く前に大学が入ったというニュアンスです。


5、なぜ一般的な流れである「高校卒業後専門学校」という選択を取らず、他の人とは合わせず一回大学を挟んだ理由はなんですか?


美容師ってものすごく離職率が高く、その点に関して親が心配をしていて大卒の学歴を持たせたがっていた。美容師の離職率はアシスタントが80パーセントもある。資格を取って美容師として就職をするが、アシスタントの仕事が耐えきれずに辞めるという人が多い。福岡の美容室の数は東京に次いで2位。けれども、資格を持っている人の割に美容師として働いている人は少ない。そのことを親がすごく心配していたんだと思う。その心配もあったため親も最初から大学卒業後専門学校に行くことに賛成してくれていた。だから、一回大学に入ることは自分に取って良いことしかないし、まわり道だとも思わなかった。ただ、デビューするのが周りより少し遅くなるだけ。その分4年間で社会性を高めたりすることが出来るためそっちの方が良いことあるかなと思った。「美容の専門学校はすごく金がかかる」さらに、「大学も金がかかる」ため、そもそも両方行くことを選択することは出来ないと思うが、自分の場合は親からそうして欲しいと言ってもらえたこともあり良い選択が出来た。


6、自分の見つけ方ってどうされたんですか?


ただ自分の思った通りに生きる。

私は直感で行動することが多いためその選択をするときもあまり深いことは考えなかった。ただ、単純に周りとこれは違うな!っていう感じるのは自分のやりたいことがもう見つかっているということ。だから、自分はその通りに進んでいるだけ。自分が見つけられているのはただ人よりそれに気づくのが人より少し早かっただけ。就職活動とかでやりたいこと・したいことを見つけて進んでいく人が多いが、ただ自分の場合はやりたいこと・したいことを単に見つけるのが早かっただけ。深く考えず、ただその時やりたいと思ったことをするだけ。完全に直感に委ねることをしている。直感で動くことにより今すごく充実しているし今まで後悔もない。

7、大学進学を勧められた両親との衝突はなかったんですか?


最初は自分も反対していて喧嘩までは無かったものの、大学進学が嫌というのは伝えていた。しかし、親も折れずお互いの気持ちが並行していた。自分で大学のことを調べたり美容師に聞くとその時あげられるデメリットが人より少し就職が遅くなるってことだけだったのでそれならいいんじゃねと思った。

8、将来の夢とかありますか?


独立するのは大前提で、お客様満足度が高く小さなことに気づくことが出来るスタッフを集めたい。例えて言うとお客様にちょっと時間が出来たらお茶を出すことが出来るスタッフだとか。技術も大切だが、お客様のことを第一に考えられるようになりたい。だから、自分の作る店もそういう店でありたい。ま、なってみないと分からないことだから、試したいこともたくさんある。技術を一番に考えるお客さんもいるためそこの力の入れ具合は美容師になってから試したいことでもある。少なくとも人間性が欠けている人とは経験上あまり仕事を一緒にしたくはない。


9、やってよかったことはありますか?


やってよかったことしか無い。
やってダメだったことなんて無い。

自分にとっては大学生活全てやってよかったことだった。無駄な時間もあったが無駄に過ごした時間も自分の経験値になった。周りからはただの無駄な時間と思われていても自分の中では、こういう生活していたらこういう時間が無駄になるんだという経験値になる。やってよかったことは全部です。とても哲学的にはなりますが。(笑)自分は、「全ての経験が自分にとってプラス」になるということを自分のモットーとして持っていて、悪いことをしたら怒られるっていうのは分かる。それは「怒られる」ということが分かるという自分にとっての経験になる。後悔することがあったとしてその時に自分の悪かったことを知れるという経験になる。このように考えるようになったのは高校3年頃からで進路選択の際に、一回大学入るのもプラスに考えているとこのような考えになってきました。大学入るの無駄じゃね?って当時は思っていたが、その無駄なことがプラスになるって考えているとこのような考えになった。自分のやってよかったことは「今までやってきたすべて」です。

10、読者へのメッセージ 


「きついことも乗り越えたら楽になる」

人生嫌なことやきついこともあるが、後悔せん程度に乗り越えると人生楽になる。学校だったりバイトだったり嫌なことはいっぱいありますが。辛いことにも逃げずに立ち向かう。いざ失敗したら、次から違うことを考えたらいい。逃げて逃げて後悔するくらいなら当たって砕けて後悔してプラスにした方がいい。そんな人生を僕は歩んでいます。