松岡瑞季

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アサーティブネスってなに?!人にとって大事な人間力とは

みなさんは、人間関係で行き詰まったり、また他人との関係を築くのが苦手で自分の殻に引きこもってしまったりと、そんな経験はありませんか。人は他人との関わり無しでは生きていけません。人間関係にまつわる悩みは、ストレスの最大要因と言っても良いくらいです。そこで大切にしたい素質があります。それは「アサーティブネス(Assertiveness:自己表現、意思表明)」という素質。一応、日本語訳はありますが、一言では言いあらわしにくいコンセプトです。でも人間力を高め、他人ともよい関係を築いていきたいと思うなら、とても大事にしたい、“スキル”と言えるでしょう。自分に備わっていないと感じるなら、意識して身につければよいのです。では、もう少し詳しくみていきましょう。◯アサーティブネスとは?簡潔にまとめるのが難しいのですが、まずは“不安・内気・受け身・怒り”といった感情の対極にあるもの、と考えてみてください。これらは、もちろん生きていくうえで避けられない感情ですが、これを丸出しにしては自分自身が幸せとは遠ざかるばかりだし、他人との関係も良好に築くのが難しくなります。「アサーティブネス」とは、まずこれらの感情を克服し、本来の自分の気持ちや意見を正しく、他人に伝えられることを意味します。とはいえ、ただ闇雲に自分のことだけを主張し、攻撃的になったり、他人をないがしろにしたりするのは、「アサーティブネス」とは言えません。どんなときも感情的にならず、理性と自分そして相手へのリスペクトを失わずに、コミュニケーションをとることが大切です。